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ビジネス向けライン「LINE WORKS(ライン・ワークス)」が遂に登場!

電話・メールをさらに便利かつお得!にしてくれる無料通話アプリ「ライン」、最近ではビジネスでも活用の場が広がっています。皆さんの中にも社員間の電話・メールなどにラインを活用している方は多いのでは?

ただ、これまでのラインは無料である反面、本格的にビジネスで活用するとなると「ちょっと気になる」という点がいくつかありました。例えば、法人携帯としてスマホに記録される自社・他社の機密情報の管理です。

そんな時、ニュースで「ビジネス向けラインが登場!」という記事を見ました。そう、ついにラインがビジネス向けとして登場したのです。そこで、今回はビジネス向けライン「LINE WORKS」のあれこれについて見ていきましょう。

目次

  1. ビジネス向けライン「LINE WORKS」とは
  2. LINE WORKSのお得!な3つの特徴
  3. LINE WORKSのセキュリティ管理機能
  4. まとめ

1.ビジネス向けライン「LINE WORKS」とは

皆さんの中にも「ラインにビジネス向けが出たら良いな〜」と願っていた方も多いはずです。だからこそ、実際にビジネス向けライン「LINE WORKS」が発表された時には大きな衝撃を受けました。

LINE WORKS

社内のコミュニケーションは20年前から同じまま

2016年時点、ラインの公式発表によると国内だけで利用者は6,800万人だそうです。また、日間アクティブ(利用)率は70.8%で月間アクティブ率は96.6%と、まさにコミュニケーションツールとして欠かせない存在と言えます。

にも関わらず、企業に目を向けてみるとコミュニケーションツールはパソコンでのメールや法人携帯での通話が基本です。ラインの代表取締役社長曰く「20年前と同じまま」だそうで、これでは日本の企業が世界に遅れてしまいます。

LINE WORKSとは?

そこで登場したのが「LINE WORKS」という訳です。では、ビジネス向けラインと呼ばれる「LINE WORKS」とはどのようなアプリなのか見ていきましょう。

①ビジネス向けのラインアプリ

「LINE WORKS」とはライン本社の関連企業である「ワークスモバイルジャパン」が2016年1月20日に提供を開始したビジネス向けのラインアプリです。ラインを元に設計されているだけあり、使用感はラインそのものと言えます。

また、ビジネス向けとして提供されていることからビジネス向けの機能やスタンプも用意されています。社員間での電話やメッセージ用にちょこっと活用してきた方も多いと思いますが、これからはよりビジネス向きなこちらがおすすめです。

②プランは有料の3種類のみ

「LINE WORKS」は有料のみのアプリです。プランは3種類、基本機能のみの「ライト(月額300円)」、メールやDriveが30GBの「ベーシック(月額500円)、基本容量として10TBの「プレミアム(月額1,000円)」です。

ちなみに、2017年9月現在、すべての機能を30日間も試せる「無料トライアル申し込み」を実施しています。無料だったラインが有料となることでどこまで進化を遂げたのか、ぜひ無料トライアルに申し込んで実感してみましょう。

※上記の月額料金は年額プランの場合です。

2.LINE WORKSのお得!な3つの特徴

これまでのラインの主な特徴は無料!で電話やメールができることにありました。これだけでも十分に法人携帯としてお得!と言えます。では、有料の「LINE WORKS」はどこまでビジネス向きに進化したのでしょうか?

Line works

①パソコンと同じフル機能

LINE WORKSの基本機能を以下にまとめました。

  • トーク…無料通話・TV通話・チャットはもちろん画像・動画・ファイルの共有ができる
  • ホーム…グループ単位で掲示板を作成し社内での情報共有ができる
  • アドレス帳…社員の連絡先を記録しチャット・カレンダーなどにスムーズに活用できる
  • メール…セキュリティ対策として国際認証取得済みのメールサービスを利用できる
  • カレンダー…個人はもちろんグループ間での日程調整に使えるカレンダーを使用できる
  • Drive…最大10TBの大容量クラウドストレージで様々なファイルを管理できる

上記の基本機能はスマホだけでなくパソコン上でも同様に利用できます。

②ラインと同じ使いやすさ

先述した通り、LINE WORKSは無料通話アプリ「ライン」の設計思想やデザインを参考にしています。正直、見た目だけなら今までのラインとほとんど変わりません。まさにラインの進化版(ビジネス向け)という訳です。

当然、使いやすさはラインと同じと言えます。むしろビジネスとして法人携帯に導入するならこちらの方が使いやすいでしょう。機械類が苦手な方でも、特に説明することなく短時間で使い方をマスターできると思いますよ。

③安心のセキュリティ対策

LINE WORKSで最も注目したいのが「セキュリティ対策」についてです。法人携帯の中でも特にスマホは電話やメールだけでなく、資料作成を始めとした様々な機能が搭載されています。当然、機密情報も満載です。

その点、LINE WORKSにはいくつものセキュリティ対策・管理機能が導入されているので安心です。「ラインは電話やメールの代わりには良いけど、セキュリティ面が怖い」という方でもこのアプリなら問題なく活用できます。

3.LINE WORKSのセキュリティ管理機能

LINE WORKSの基本機能だけでも十分に法人携帯として活用したくなります。ただ、LINE WORKSは有料なだけあってそれだけではありません。先述した通り、セキュリティ対策として「セキュリティ管理機能」が導入されています。

盗難・紛失対策

①盗難・紛失対策

LINE WORKSでは強制的に「パスコードの設定」が要求されます。また、設定したパスコードを数回連続してミスすると「強制ログアウト」となるなど、例え紛失したとしてスマホを拾った誰かに勝手に利用されることはありません。

また、管理画面上よりLINE WORKS内のデータの「遠隔消去」や「アクセスブロック」もできます。万が一、悪意ある誰かに盗難されたとしても、すぐにデータの消去やアクセスブロックしてしまえば情報漏洩を防げる訳です。

②ウィルス感染対策

LINE WORKSにはウィルス・マルチウェア対策としてファイルの送信に対して形式・サイズなどを制限しています。これにより、仮にスマホ自体がウイルス感染し自動でファイルを送信したとしても漏洩するデータ量を抑えられるのです。

また、ウィルス検知も万全で受信したメールやファイルも24時間365日監視してくれます。もちろん、日々進化を遂げるウィルスソフトやマルウェアなどにも対応しているので、単純に法人携帯で電話・メールするよりも安全かもしれません。

③インシデント対策

パソコンやスマホを始め、インターネットを利用しているといつ遭遇しても可笑しくないのが「インシデント(セキュリティの事故)」です。どんなにセキュリティ対策を施していても発生するものだからこそ、常に対策しておく必要があります。

その点、LINE WORKSはインシデント対策も万全です。例えば、管理画面上より「各アカウントの強制停止」や「監査ログの保管(10年分)」など、万が一インシデントにより情報漏洩が発生しても原因を遡って調べられます。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は法人携帯としてスマホを活用する皆さんに、ビジネス向けライン「LINE WORKS」についてまとめてみました。皆さんの中にもラインのビジネス版を待ち望んでいた方は多いでしょう。

これまでもラインを法人携帯での電話・メールの代わりに活用してきた方は多いと思います。ただ、大枠として便利なラインもビジネスとして細かな点を見ていくと「ちょっと心配」という部分がいくつかありました。特にセキュリティ対策です。

その点、LINE WORKSは有料アプリなだけにセキュリティ対策も万全です。社員間での報・連・相はもちろん、使い方次第でビジネスをより効率的にしてくれること間違いありません。ぜひ活用を検討してみてください。