カーナビレベルのスマホアプリ登場!オススメの地図・位置アプリ3選
普段、皆さんは車で遠出する際にカーナビを使いますか?先日、祖母の車で関西から関東の方まで遠出してみたのですが、「変わってるんだ〜」と驚くほどカーナビにはない道ができていました。10年前のカーナビなので当然です。
ただ、だからと1万円〜10万円前後もするカーナビを買い換える気にはなれません。そこで考えたのが「だったら、スマホアプリで良いじゃない」ということです。確かに、スマホアプリには驚くほど高機能で低価格な地図・位置アプリがあります。
そこで、今回はスマホvsカーナビということで、車で使用するならどちらが便利か?について考えたいと思います。その上で、カーナビの代わりにおすすめな地図・位置アプリについても触れますで、ぜひ合わせてチェックしてみましょう。
目次
1.車で役立つナビ3選
ほんの10年前までは「車=カーナビ」と呼べるほどカーナビを付けるのが一般的な時代がありました。ただ、2017年現在、周りを見渡しているとカーナビどころかステレオを付けている車もどんどん減ってきています。
①備え付けのカーナビ
車メーカーの規格に合わせて設計されているカーナビのことで「ビルトインタイプカーナビ」とも呼ばれます。車を購入した時点でオプションとして付けたなら純正品(メーカー品)、購入後に付けたなら汎用品(規格品)です。
まさに10年前であればこの備え付けのカーナビを付けるのが当たり前でした。ただ、最近は他の手段が増えてきたからか車メーカー側が「今ならカーナビ代金を補助します!」などカーナビはおまけのような存在になりつつあります。
②後付けのカーナビ
スマホより少し大きめの端末にカーナビとしての機能を付けたもので「ポータブルタイプカーナビ」とも言います。両面テープや吸盤、ネジなどで後付けできる上に備え付けのカーナビに比べて価格がお得!なので一時期人気でした。
ただ、正直なところ最近はスマホで十分に代用できるので、この後付けのカーナビを付けている車は少なくなったように思います。イメージとしては備え付けのカーナビとスマホの地図・位置アプリの中間のような存在です。
③スマホの地図・位置アプリ
スマホの地図アプリや位置アプリなどをカーナビとして利用したものです。有名なのはGoogleマップやYahoo!カーナビなど、スマホにはGPS機能も搭載されているので位置情報もリアルタイムで他のカーナビと遜色はありません。
また、最近では吸盤や磁石などを利用して車にスマホを設置する台も様々な種類が販売されています。普段は通話・メールなどに利用し、車内では台に取り付けてカーナビの代わりにと様々な使い方をできるのがスマホの特徴です。
2.スマホ VS カーナビの行方
すでにスマホの地図・位置アプリと備え付けのカーナビの一騎打ちのような状態です。もちろん、どちらにもメリット・デメリットが存在しています。では、「スマホVSカーナビ(備え付け)」の勝負の行方はどこに向かうのでしょうか?
①価格
カーナビ(備え付け)の価格は安いもので1万円から高いものでは10万円以上もします。最近では車メーカー側が「カーナビの補助に3万円キャッシュバック!」などのキャンペーンを行っていますが、それでも十分に高価です。
その点、スマホの地図・位置アプリはその多くが無料か数百円程度でダウンロードできます。ちなみに、先述したGoogleマップやYahoo!カーナビも無料です。少しでもお得!にカーナビを利用するならスマホの地図・位置アプリで決まりです。
②精度
10年前のカーナビの精度はかなり低いものでしたが、最近のものは5〜10m程度の誤差と高い精度を保っています。ただ、日本は道路大国です。常に新しい道路が敷かれ地図が変わる中、カーナビの地図は1,2年で古くなります。
その点、スマホにはカーナビと同様にGPS機能が搭載されているので地図・位置アプリの精度も高いものと言えます。さらに、Googleマップのような地図・位置アプリはネット上の最新情報を取得しているので地図は常に最新のものです。
③オーディオ
カーナビ(備え付け)は車のスピーカーと一体化しているものがほとんどで、音質も良いものばかりです。また、最近のカーナビにはBluetoothが搭載されているものも多く、スマホと同期させることで音楽や通話も楽しめます。
その点、スマホ単体では運転中に楽しめるほどの音量も音質も出せません。運転中にスマホ内の音楽を楽しみたいならBluetoothが搭載されているカーナビを活用するのが一般的です。正直、無音の車内は辛いものです。
④画面サイズ
カーナビの画面サイズは小型で7インチから大型になると12インチ以上のものも販売されています。当然、画面サイズが大きいほど運転中のルート確認は楽なものです。カーナビの画面が小さくて道を間違えることは意外とあることです。
その点、スマホの画面サイズは小さいもので3.5インチから大きいものでも5.5インチほどとカーナビに比べると小型です。また、カーナビとは異なりスマホはタッチパネルが基本なので運転中に小さな画面を操作するのは難しいと言えます。
⑤デザイン性
カーナビ(備え付け)のものは車メーカーが内装に合わせて設計・製造を指示しています。当然、その車種に最も合うカーナビが付くわけですからデザイン性は高いでしょう。特に高級車のカーナビは豪華で「カッコいい」の一言です。
その点、スマホはあくまでスマホです。カーナビとしてデザインされているわけではないので、決して内装に合うとは言えません。もちろん、スマホも「カッコいい」や「おしゃれ」なものばかりですが、車内に設置してみるとなぜか違和感を感じます。
3.おすすめの地図・位置アプリ3選
手軽に高性能なカーナビを付けるなら「スマホ」に軍配が上がるでしょう。ただ、車内のデザイン性や快適な音楽・映像を求めるならカーナビ(備え付け)です。結局は、スマホとカーナビの組み合わせが一番とも言えます。
①Googleマップ
スマホの地図・位置アプリと言えばCMでおなじみ「Googleマップ」は外せません。カーナビはもちろん他の地図・位置アプリに比べてもシンプルなデザインで使いやすいと言えます。また、ルート案内に音声ガイドの付く親切設計です。
さらに、このアプリはスマホに地図データを読み込んでおけば、ネット環境のない場所でもGPS機能で現在地を表示してくれます。ただし、シンプル設計なためか複数のルート候補の同時表示ができないのでその点は少し不便です。
②Yahoo!カーナビ
Googleマップ以上に日本で人気な地図・位置アプリが「Yahoo!カーナビ」でしょう。名前に「カーナビ」と付いているだけあり、備え付けのカーナビと同様におすすめ・高速優先・一般優先など複数ルートを比較してから選べます。
また、「プロープ」と呼ばれる最新の渋滞情報とリンクし回避ルートの検索もできます。その上、オンライン決済機能も付いているので駐車場での支払い(Tポイントが付いてくる!)にも対応しているなど至れり尽くせりなアプリです。
③カーナビタイム
月額500円ほどと紹介する中で唯一有料なのが「カーナビタイム」です。先述したGoogleマップやYahoo!カーナビなど無料アプリでも十分に高性能な中、わざわざ有料を貫いているだけありその上をいく高性能な地図・位置アプリです。
無料アプリと同じ機能は当たり前として、ルート検索だけで推奨・高速・無料・距離・エコ・景観など多くの選択肢が表示されます。また、「ボイスコントロール機能」も搭載されているので運転中でも気軽にルート検索できる高性能さです。
4.まとめ
いかがでしたか?今回は車で使うならスマホの地図・位置アプリかカーナビ(備え付け)かについて考えてみました。結論から、単純にルート検索するだけならスマホの地図・位置アプリが価格・精度において優っていると言えます。
ただ、スマホは画面サイズが5.5インチ以下と大きくありません。その上、運転中にスマホ単体で音楽を流してもほとんど音が聞こえません。正直、音楽の流れていない車内というのは辛いものです。遠出の際は特にそうでしょう。
結局はスマホとカーナビにはメリット・デメリットがあるということなので、ぜひ比較した上でどちらをどう活用するのか考えてみてください。